Maternity Leap

マタニティリープについて

Conceptマタニティリープとは?

妊娠出産を飛躍の契機とする
Maternity Leap(マタニティリープ)というコンセプト

「マタニティリープ」とは、女性やその家族が経験する妊娠出産という大きなイベントを、積極的に飛躍の機会にしていく考え方やスタンスです。

「マタニティリーブ(maternity leave)」は英語で産休を意味します。一般的にこの時期は産休や育休など子供のためにお休みすることが通常ですが、「マタニティリープ(maternity leap)」とはこの時期をleap(跳躍・飛躍)する機会と考え、これまでの習慣ややり方を自分らしい生き方に変化させていくことを意図していきます。

マタニティリープのサービスでは、妊娠出産前後に特有な悩み、例えばこれまでの生き方や生活とのギャップ、仕事やキャリア、育児をどうする?と思っている方々の応援をしていきます。初めての妊娠出産に悩んでいる方、出産後の想定外の出来事や課題に取り組んでいる方、大丈夫です。その悩みやテーマは、これからあなたがどんな人になり、どんなことをやっていくのかが芽吹くたねなのです。

Approach飛躍のたね/マタニティの輪/未来理想図

飛躍のたね

悩みは、新しい変化への入口

一般的に悩みや気になる課題は厄介なもので、できれば避けたいですし、早く解決したいものです。マタニティリープというスタンスに立つと、こうした悩みは入り口となり、新しいチャレンジをして、新たな習慣を身につけていく契機となります。

悩みや問題は明確な場合もありますが、なんとなく漠然とした不安感を感じていることも少なくありません。そして漠然とした不安だからこそ、意識を向けたり、その話を聞いてもらうことはないので、たねは土壌に植えられることなく芽吹くことがないまま時間が経ってしまいます。気になるテーマが明確になることは、大きなことであり、違いが生まれるきっかけになります。

マタニティの輪

仕事、キャリア、お金、健康、夫婦の関係性、育児、時間の使い方、保育園…

漠然とした不安や心配を感じていたとしたら、役に立つのが次のエクササイズです。これは実際に私が「マタニティの輪」と呼んでいて使っているものです。マタニティ期特有の悩みは、次のようなものが考えられます。仕事、キャリア、お金、健康、夫婦の関係性、育児体制、時間の使い方というようなものから保育園にいつ申し込むのかと言った具体的なものもあるでしょう。

まず、大きな円を書いて8等分します。(ピザのようなイメージです。)それぞれのテーマ(悩みの領域)をその1枚分に割り振り、一つ一つのエリアがどんな状態なのか、そして全体ではどんな状況にあるのかに意識を向けていきます。

そして、これらのテーマすべてについて思いを巡らしてみてください。理想な状態が10点満点だとしたら、それぞれ今は何点でしょう?一番気になるのはどのテーマですか?

マタニティの輪
マタニティの輪

未来理想図

願っていることを言葉にして、理想のカタチを具体的に表現

目の前の問題や課題に目を向けるだけではなく、未来のビジョンを描いてみるのもとても有効な方法です。例えば、30代、40代と言った大きな括りで未来の予想図を描いてみることも役に立ちます。季節のように様子が変わっていくマタニティ期のそれぞれのタイミングをどう過ごしていきたいか、思い切り可能な自分らしい未来理想図を描いて掲げてみることは、大きな人生の流れを創り出します。年表のようにしてもいいですし、コラージュのようなものでもいいでしょう。

・妊娠期間中(10ヶ月)
どんな風に過ごして、何をやっておきたいか?

・出産後から仕事復帰まで(2ヶ月から3年)
産休、育休の予定や、新しい働き方の理想はどんな形か?お金の出入り、育児のサポート、 子供の成長(入園、卒業など)はどんなものだと嬉しいか?

・2人目、3人目の子供が生まれたら?(10年)
制約からではなく、望んでいる家族の姿は?仕事と育児の理想なバランスは?

未来理想図

※グラフをクリックすると大きく表示されます。

ここで大事なことは、現実的に可能な計画を作り、きちんと実行するということではありません。自分が願っていることを言葉にして、最高に理想の形を具体的に表現してみることなのです。それがどれだけ実現可能かということはまずは横に置いて、その状態が自分にもたらしてくれるアクションの方向性やエネルギーに価値があります。マタニティ期には色んなことが起きます。「予定は未定」のこの時期では、その都度起きてくることとダンスしていくことが求められます。その中でこの未来理想図はマタニティ期の地図であり、コンパスとなるのです。

Service01マタニティリープ・メンタリング

悩みを探求し、実践につなげる

マタニティリープ・メンタリングとはマタニティの輪などを活用し、ご本人(メンティ)の悩みや気になっていることを探求したり、未来理想図を描いて実践につなげる1対1のメンタリングです。
このメンタリングは、時間としては40分から1時間程度、1対1で話します。対面で行うことはほとんどなく、zoom(ビデオ会議)を使って行います。10日に1回か2週間に1回程度、数ヶ月継続してメンタリングを行うものです。長い場合は数年に渡ってメンタリングを継続することもあります。また、ご要望に合わせて、ご夫婦お二人に向けたメンタリングも提供しています。

POINT01期待値が同じであること

目的は、メンティがマタニティ期の悩みを飛躍につなげていくことです。ですので、ご本人が悩みを飛躍の機会にしていきたいと思っていることが重要です。当たり前に思えますが、実はそうでもありません。悩みをメンターにどうにかしてもらいたいと思っている場合もあります。メンタリングは問題解決ではないので、メンターがアドバイスや意見を言う場ではないことを理解してもらって、合意できていることがとても大事です。そうでなければ、メンティの持っている力や本音が現れる場にはなりません。

POINT02テーマはメンティから

話したいテーマはリープ(飛躍)への入り口です。コンサルティングやティーチングの場合は、アジェンダやテーマを聞き手から出すことも多いのですが、メンタリングでは必ずメンティからテーマ(話したいこと)を話してもらいます。テーマといってもそんなに難しく捉えなくても大丈夫です。もやもやしていること、心の中を今一番占めていること、気になっていること、そういったことがテーマとなります。また、ツールを活用することでテーマを明確にしていくことも可能です。

POINT03何を言っても大丈夫

テーマについて話していると、こんなことを言ってもいいのかな?例えば誰かについて、あまりよく思っていないこと、怒りがあるといった強い感情なども出てくることでしょう。悲しみもあるかもしれません。私たちは普段、いわゆるネガティブと言われる感情を言葉に出したり、感じたりすることを避ける傾向があります。しかし、それらも生きている証、どんなことに胸を痛め、怒りを感じ(どんな価値観の人か)、何に喜びを感じて、願っているのかということを表しているのに過ぎません。だから何をいっても大丈夫。人のことを気にしたり、聞いてくれるメンターのことを気にする必要は一切ないのです。

Service02マタニティリープ・ワークショップ

今を受け止め、つながり、行動や変化が促される

マタニティリープのワークショップは複数人、グループで行います。対面で行うこともありますし、zoomといった動画会議システムを使ってオンラインで行うこともあります。メンタリングが自分のことを深く掘り下げていく内省と変容につながる行動のサイクルを生み出すエンジンだとすると、マタニティリープ・ワークショップは、マタニティ期の今を受け止め、つながり、他の人の発言や知恵から触発され、行動や変化が促される泉のようなものです。

ワークショップとは?

通常20人ほどの人数を対象にした体験型のワークショップを行っています。メンタリングが1対1のその人にフォーカスをあてた時間であるのに対して、ワークショップでは、リードする人はガイド役となり、エクササイズや対話をみんなで行います。レクチャーや講演と違って、車座で行います。レクチャー型だと、知識を参加者にダウンロードするような一方通行なやりとりになりますが、ワークショップでは参加する一人一人が体験し、話し、学びを作り出し、その学びを日々の日常での実践につなげていくことが推進されます。カジュアルに楽しく、時にディープに、互いが学ぶグループダイナミクスが醍醐味です。

グラウンドルール

ワークショップでもメンタリングと同様、守秘義務を大事にしています。それは、「隣にいるこの人のことを大切に思う」というようなことです。ワークショップでは自分のことを話したり、相手の話を聞き合うことをベースにして学びを深めます。聞いたことを許可なく他言しない、話したことが大事にされることが前提になっている必要があります。
「相手のことを大事にする」ことがワークショップの空気だとしたら、「笑い」はワークショップの水に相当します。一生懸命、頑張って、真剣にやるというのも大事ですが、時に緩めて楽しくやった方が身軽にリープできます。楽しくやろう、というようなこともグラウンドルールには含まれます。学びが最大化されるために、必要なことは言葉にして合意するのが「グラウンドルール」=場の前提です。

エクササイズと振り返り

ワークショップは人数や時間により、行う内容をアレンジします。マタニティリープ・ワークショップの目的は「マタニティ期の悩みや本音を話すことで飛躍につなげていく」ことにあるので、それぞれが悩みについて話せたり、本音が話され、そこから気づいたことを行動につなげていけるよう、エクササイズと振り返りを行います。エクササイズとは体験です。体を使うことも体験ですし、話すということも体験ですし、聞くということも体験です。新しい何かを経験すると気づきが生まれます。その気づきを振り返りで刈り取るわけです。そしてその気づきを「いい学び」で終わらせず、その人なりの行動を明確にすることが、日々の実践につながります。

ワークショップのインパクト

ワークショップのいいところは、結果として参加者同士が仲が良くなるということです。本音を話し、聞き合うことで、これまでの友達とも違うし、同僚とも違う、新たな「仲間」となります。愚痴を話したり、弱音をこぼす相手ではなく、悩みを飛躍の機会にする前提が共有できているので、ワークショップの後も、その変化を見守ったり、話を聞き合い、応援しあえる心強さもあります。また、ワークショップで「これを実践する」と言葉にしたことには価値があります。言葉にされたことで自分と仲間がそれを意識します。そして意識することで行動の背中を押してもらえるのです。

オンラインでの実施

様々な事情で対面で行えない場合は、オンラインで実施することも可能です。出産後で子供が一緒の場合、外に出たり託児のアレンジをすることも大変です。また、地理的に離れている人が一堂に会するのが大変だったり、頻度高く定期的に行いたい場合もオンライン開催は有効な手段となります。